岩手日日 平成21年11月8日 記事↓
過去最高額 1箱(28玉)80万円
盛岡市中央卸売市場 奥州 江刺りんご初競り
高級ブランドの「江刺りんご」として知られる、奥州市江刺区産リンゴの主力品種・サンふじの初競りが7日、盛岡市羽場の中央卸売市場で行われ、特選1箱(28個入り。10キロ)が過去最高値の80万円で落札された。奥州市の相原正明市長は、「10月の」台風18号の影響も心配されたが、それを吹き飛ばしてくれるような高値。本当にありがたい」と好調な滑り出しに感謝をしめした。
同日はサンふじ333箱、シナノゴールド222箱が入荷した。競りは相原市長らも見守る中で行われ、最後に登場したサンふじの特選は30万円からスタートし、80万円で落札された。1箱の平均単価はサンふじ1万138円、シナノゴールド5697円だった。
最高値を更新したサンふじの納入先は、遠野市の田村りんご店。同店の田村裕昭代表は「今年もみつたっぷりのいい出来だった。岩屋堂箪笥の特製ケースに入れて40万円で販売する。味は岩手が一番と宣伝したい」と話した。
市場関係者によると、初競りの入荷量は例年の半年程度。JA江刺の及川義弘組合長は「台風18号の影響で出荷量も当初の予定より2割減少する見通し。味も形も申し分ないので本当に残念」とため息をついた。
そんな中での最高更新に、関係者の感激もひとしお。相原市長は「リンゴの実力もあるが、不況の突破口を開きたいという思いもあるはず。聞くと青果は厳しく、特に果物は買い控えも進んでいるようなので、(最高値更新が消費にも)いい影響を与えてくれれば」と期待を込めていた。 |